PC-CAD for Windows
Ver. 4
PC−CAD Wx はUNIX、MS−DOS版に続くWindows2000、Xp版のPC−CADです。これまでPC−CADをご利用の方に、違和感無く、Windows下でPC−CADを使用できるように注意して開発いたしました。PC−CADはこれまで15年にわたって蓄積されたシンプルな入力手順により、図面入力(ドラフト)作業においては他CADの3から4倍の速さの時間で入力が可能です。Windowsの優れたGUI(グラフィカルな操作環境)を取り入れることにより、PC−CADの処理画面がより見やすく、分かり易くなりました。また、これまでのPC−CADユーザーはキーボード、タブレットの利用頻度が高いため、この点を特に留意して開発いたしました。Ver2になりまして、ポストプロセッサ付きの自動ラスター、ベクター変換機能が標準装備されました。安価になったA3判スキャナーと組み合わせることで、コストパフォーマンスの良い図面読み取りができます。
Ver4では、DWGデータとの双方向変換、国土交通省主催の標準図面交換フォーマットSFX(p21)ファイルとの双方向変換機能を設け、次世代のデータ共通化にも対応しました。SFXの優れた仕様である、複合図形、部分図、部品などに対応、高度な利用が可能です。
[PC−CAD Wx 操作画面]
- 動作対象機器
- Windows98、Me、2000、Xpが動作するすべてのコンピュータで、特殊なハードウエアを追加せずに動作いたします。CPUはインテルのペンティアム以上とします。Windowsですので、640×480、800×600、1024×768の画面まで対応いたします。プロッタにつきましては、長尺出力のためにHP−GLを直接サポートいたします。それ以外の出力機器はドライバでの対応となります。タブレットはセイコー電子工業、及びグラフテックに対応します。マウスはスクロールマウス対応です。
- ネットワーク環境
- Windows98、Me、Xp及び、Windows2000のネットワークを対象とします。
- PC−CAD/Wx 機能概要
- 機能は現在のPC−CAD Dxの持つ機能は殆どそのまま入っています。
- 精度・線本数 : 64ビット(倍精度)浮動小数点、独自の仮想メモリ方式により、ハードディスクの大きさのみで総本数は決まります。事実上制限はありません。
- レイヤ : 1024レイヤ、レイヤコメント、レイヤ毎のスケール値設定が可能。
- 点 : 任意点、参照点、交点/接点、分割点、垂直点、相対点
- 線種/太さ : 線種(5種類)、太さ(4種類)、線色(15色)
- 線 : 線、水平/垂直線、BOX、通過線、平行線、角度線、内法線、外法線、連続線、連続R線、連続R線U、上書き線 、下書き線、軸破断線、曲線
- 円・円弧 : 中心円、三点円、中心弧、二点弧、三点弧、接円弧、楕円
- 図形調整 : 片コーナーカット、コーナーカット、片R付け、R付け、線調整、属性変更、字消板、包絡処理、配線切断
- 寸法線関係 : バルーン、引き出し線、寸法線、水平寸法線、垂直寸法線、平行寸法線、連続寸法線、弧関係寸法線、半径寸法線、直径寸法線
- 文字 : NOTE、漢字、文字編集、1UP NOTE
- 効果 : 壁太線、ペイント、ペイントBOX、ハッチング、寸法線分解
- 移動/複写 : 移動、複写、寸法線移動、寸法線分解、鏡像、パラメトリック
- 図形グループ : 図形グループ登録、図形グループ配置
- ライブラリ : ライブラリ登録、ライブラリ配置
- シンボル : シンボル登録、シンボル配置、シンボル統計、シンボル分解
- 消去 : 消去、点消去、仮想線消去、二重登録消去、レイヤ消去
- その他 : 面積計算、グリッド設定、問い合わせ、図面合成、中間セーブ、中間登録時復帰、カーソル切り替え、UNDO、デジタイザによるトレース
- ビットマップの張り付け : A0判までのビットマップ図(TIFF GV、白黒2値)を図面と重ね合わせて表示できる
- データ交換機能 : DXF入力変換、DXF出力、DWG入力変換、DWG出力、SFX(p21)入力変換、SFX(p21)出力、EPSF出力、WMF出力、BMP出力、PC−CAD Dx、Rxとの双方向データコンバータ
- プロッタ機能 : レイヤ選択、倍率、文字フォントの選択
- RV(オートトレース)機能 : A0判までの自動ラスター・ベクター変換機能(線、円弧に変換)
- ポストプロセス機能 : 自動曲線変換、直線変換
- 文字フォント : JIS第一、第二、ベクターフォント、ベクター明朝フォントへの外字登録、文字修正機能
[スキャナーから入力した図面を、線、円弧に自動変換します。]
[タブレットの使用時にはマウスのメニューは一時消去もできます。]
- PC−CAD/Wx と Dxとの差(制限事項及び機能差)
- Windowsソフトとしての制限
- Windows95、Ntは対応しない
USBバスが無いためWindows95、Ntは対応しません。
周辺機器の制限
- タブレットの対応で旧機器に対応を止めた。
- プロッタの対応で旧機器に対応を止めた。
(HP社及びそのコンパチブルな命令セットをもっているメーカのみ対応した)
ソフトウエアの制限
- 図面管理表出力が無くなった。
- データメンテナンスはWindowsの機能を使うため、無くなった。
- ネットワーク版、スタンドアローン版の差が無くなった。
すべてWindowsのネットワーク環境での動作となった。
ハード環境の制限
- Windows98、Me、Xpあるいは2000の動作する環境
- ペンティアム(セルロン)プロセッサであること
- メモリーは128M以上
- ハードディスクは1G程度必要
機能の向上した点
- 図面の精度を良くした。
図面データの精度を64ビットにした。
これまでのPC−CADデータは自動的に新規データ形式にコンバージョンいたします。
- レイア数を増やした。
1図面で1024レイアまで使えるようにした。
- 線色を増やした。
現在の線の太さ(細線、中線、太線、仮想線)以外に、拡張線として、15色の色線を使える様にした。
- ビットマップの貼り付け。
A0判までの図面のビットマップ(既存の紙図面をスキャナーなどで取り込んだもので、モノクロ、TIFF-G3フォーマット)を背景画面に貼り付けて、修正情報の表示、ハンド・トレースや入力図面とのチェックを可能とする機能です。
- 自動RV(オートトレース)機能が32ビット対応となり、大きな図面を扱えるようになった。
- 各図形データフォーマットとのコンバートが充実した。
- 国土交通省主催の標準CADデータフォーマット、SFXへの対応を行った。
- 価格 及び 発売時期
- 標準価格 : 30万円
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- バージョンアップタイプ1: ¥10万円 (これまでの、PC-CAD Ver4〜Ver7 、PC-CAD Deluxe(Dx)、
- PC-CAD
RxからPC-CAD Wx Ver4.1にバージョンアップする
- 料金は一律10万円です。)
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- バージョンアップ タイプ2:
¥5万円 (これまでの、PC-CAD
Wx Ver3.2までのバージョンからVer4.1
- (V3⇒V4) にバージョンアップする料金は5万円です。)
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- バージョンアップ タイプ3: ¥4万円 (USBプロテクタキットをお持ちの方がVer4.1
- (V3⇒V4 プロテクタ無し) にバージョンアップする料金は4万円です。
- シリアル番号(W−12345の番号)をお知らせ下さい)
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- 発売時期: 2003年5月20日より出荷中
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- 旧商品とのデータ互換
- PC−CAD Wxは倍精度になりましたので、これまでのPC−CADとはデータの構造が違いますが、自動的にこれまでのデータを読み込めます。また、PC−CADWxのデータをこれまでのPC−CADで利用するには、Wxに付属のデータコンバータで変換することでデータ互換となります。(取り扱えるレイヤ数、データ精度に制限があります)
「カタログのダウンロード」(wxctlog.exe
: 194K byte)
解凍方法:ダウンロードするカタログファイルは自己解凍型で圧縮されております。従ってWindows上でファイルを実行すると自動的に解凍されます。
解凍後のファイル名:pccadwx.doc (MS-Word2000 File Format)
解凍後のファイルサイズ:194KByte
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