USBポートしか無いコンピュータでタブレットを使う

最近では、ノートパソコンや、小型のコンピュータではRS−232Cポートが無い場合があります。

そんな環境でも、これまでのタブレットを使いたい場合に、便利なコンバータケーブルがあります。

これを利用して、USBポートがあれば、これまでのRS−232のタブレットを使う手順を解説しました。

PC−CADはWindowsぽくないとか、書かれていることが多いですが、Windowsの黎明期から開発に参加しておりますので、後からWindowsの作法などが決められてきました。USBを通してのRS−232Cアクセスでも問題なく動作するコードで作成されています。だからこそ、勝手にポートを占有するWINTABなどという中途半端なドライバなど使わない(使えない!)でもタブレットのハンドリングが可能です。

ここではWindows Xp でのインストールと接続方法を解説します。

他のWindowsでも勿論可能です。他の場合は、コンバータケーブルのマニュアルを参照下さい。ほとんど同じ手順です。

今回はサンワサプライ株式会社の「USB−CVRS9」 USB−RS232Cコンバータケーブルを利用しました。

ドライバーのインストール手順

@、USB−RS232Cコンバータに付属してくるフロッピーをパソコンのフロッピードライブに入れます。

A、USB−RS232CコンバータのみをパソコンのUSBポートに接続します。タブレットは未だ繋がないこと。

B、下図の「新しいハードウェアの検出ウィザード」が表示されますので、「次へ(N)>」をクリックします。

C、一応文句がありますが、無視して「続行(C)」をします。

D、しばらくするとインストール完了となります。「完了」をクリックしてフロッピーを取り出し、しっかりしまっておきましょう。

E、確認をしましょう。 「コントロールパネル」→「管理ツール」→「コンピュータの管理」を選択」して、インストールがうまくいったかを確認します。

F、上記画面で、左赤丸の「デバイス マネージャ」をクリック → 右赤丸中の「ポート(COM と LPT)」をクリックして ATEN USB to Serial Cable (COM4) の様にCOMポートが表示されればOKです。

G、COM4 はコンピュータの環境によって違います。COM2 や COM3になる場合もありますが、COM1〜4までならPC−CADが対応しますので、ご安心を。

 

タブレットとの接続手順

@、タブレットを取り付けます。ここでも、RS−232変換用コネクタ(D−sub9ピン・メス⇔D−sub25ピン・メス/ストレート)が必要となります。この変換用コネクタを使ってタブレットと繋いで下さい。

A、後は、PC−CADが細かな設定をしますので、PC−CADの「初期メニュー」から「8:入出力装置の変更」で、下図のように指定します。今回の設定例ではCOM4を使っていますので、ポート4に設定しました。この設定は、お客様のコンピュータの環境に合わせて下さい。

B、これでタブレットが使えるようになりました。

C、もし、うまくいかないときは、TcomTestでチェックして下さい。うまくいかない原因は、100%、ケーブル違い、タブレット不良、タブレット機種指定ミス、ポート指定ミスなどで、今回のUSB−RS232C変換ケーブル関連の問題ではありません。元に戻って、普通のRS232Cポートで動作するケーブル構成、設定だったか? から確認をお願い致します。